
現在、エネルギーコストの高騰や円安の影響で飼料などの価格が高騰しており酪農経営は過去に例をみないほどの厳しい状況が続いています。 生乳を切らさないためには、生乳の消費量がおちこむ冬から春に向けて需要喚起が不可欠なのです。牛乳を飲んで!乳製品を食べて!酪農家さんを応援しましょう!

近年、冬場になると牛乳が余ってしまうというニュースをよく見ます。
冬場の牛乳の困りごとをじぇー太が酪農家へ聞いてみました。
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どうして冬から春に向けて牛乳需要はおちるのですか?
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学校給食が休みとなることが多いこの季節は、需要が減少してしまいます。一方、乳牛は過ごしやすい気候となるため、1年の中で生産量はピークとなりますので、需給にギャップが発生します。
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もともとの牛からしぼる量を調整することは出来ないのですか?
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牛は毎日お乳を搾ってあげないと病気になってしまいます。牛乳は工業製品のように思われがちですが、農畜産物のひとつで、出産して初めてお乳が出るようになり、1杯の牛乳が食卓に届くまで3年の歳月がかかります。そのため、急に生産量を増やしたり減らしたりすることができないのです。
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このまま私たちが牛乳を飲まないと、どんなことが起きますか?
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牛乳工場で処理しきれない生乳が行き場を失う可能性があります。そうなれば私たち酪農家は大切に育てた牛を手放さざるを得ない状況となり、国産の牛乳・乳製品が手に入り辛くなる可能性があります。
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どうすれば酪農家さんを応援できますか?
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学校給食がない期間も、スーパーやコンビニで牛乳を手に取っていただき、普段よりもう1杯飲んでもらうことで私たち酪農家の応援につながります!
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牛乳のおすすめの飲み方はありますか?
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冬は生乳に含まれる乳脂肪分やたんぱく質などの成分が濃くなります。そんな冬には。そのまま飲むのはもちろん、ホットミルクにして楽しむのもおすすめです。
ホットミルクを飲みたいけど、
ミルクを温める時にできる膜が苦手!
という方へ。温める前にお砂糖を混ぜてから温めると膜ができにくいです。
温かい飲み物が恋しい季節になったのでぜひ! -