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【信楽たぬき】
信楽たぬきは置物として、よく玄関などににっこりと愛想いい顔で立っています。このように、玄関などに置かれるのにも実は理由があるのです。
信楽には「八相縁起」という8つの縁起が伝えられています。
<笠>災難を避け、身を守る
<目>物事を正しく見る
<顔>愛想よく、一生懸命励む
<徳利>徳があるように
<通>信用第一
<腹>太っ腹で、落ち着きと大胆な決断ができる
<金袋>金運に恵まれるように
<尾>物事の終わりが大きく、しっかりと身をたてる
この信楽たぬきが日本中に広まったきっかけは、昭和26年昭和天皇の信楽行幸の際に、沿道の旗をもった
やきものの狸を大変気に入られ、
「をさなどき あつめしからになつかしも しがらきやきのたぬきをみれば」
と歌を詠まれたことだそうです。
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