注目
ワード
Q「紅まどんな」とは?
Q「紅まどんな」と一般的な柑橘の違いはなんですか?
愛媛県の「紅まどんな」出荷量約3,000トンのうち、約7割を生産するJAえひめ中央では、
上記の基準以外にも農家と選果場で
4重のチェックを受けて出荷されています。
農家さんが収穫した畑で外観を見て選別
JAの選果場に出荷されたものを、
ベテランのパートさんが目視により選別
光センサーを通して糖度・酸度・外観・大きさが「紅まどんな」の基準値を満たしているか測定
箱詰めの際にさらに傷みなどがないかの
目視による選別
Qなぜ愛媛は柑橘栽培に
適していて、美味しい柑橘ができるのでしょうか?
Q「紅まどんな」の生産に関わる苦労や心がけていることはありますか?
特に紅まどんなの特徴でもある紅色を出すためには、夏場に40℃以上にもなるハウス内で行う枝吊り作業が欠かせません。
まだ紅まどんなが青い夏の時期に、ビニールハウスの上の方の支柱と、紅まどんなが実っている枝1本1本を作手作業で結び、支柱に結んだワイヤーで枝が吊るされているような状態にします。
こうすることで果実の重みで枝が折れてダメになってしまうことを防げますし、枝が上を向くので果実によくお日様があたり鮮やかな紅色の発色となると同時に品質(糖度)も高められます。
※取材時期の10月中旬は、紅まどんなの発色について、まだ黄色が強いですが、11月末の出荷時期には鮮やかな紅色の発色になります。
JAえひめ中央 麻生支部ではほとんどがビニールハウス内で紅まどんなを栽培しています。
屋根のない露地の環境で果実が雨にあたってしまうと、クラッキングによる果皮障害(ヘタ周りなどが黒ずんだりする果皮障害)が発生することがあります。果皮が薄くデリケートな紅まどんなは、ほかの果実に比べてこの果皮障害が発生しやすい品種です。
そのような繊細な果実を守るために、ハウスの建設、維持にもコストや労力をかけてビニールハウス内で育てています。
おいしい柑橘は虫にとってもおいしいもので、アザミウマという虫が果実についてしまいますが、そうすると、果実の表面が白く傷がついてしまいます。果肉に対しての実害はほとんどありませんが、贈答用の需要が大きい紅まどんなは外観品質も求められるので、防除に対しては普通の柑橘よりも気を使います。
被害が出た後では遅いので、防除については、JAの指導員さんの指導・アドバイスを受けながら早め早めの対策・管理に取り組んでいます。
Q今年の「紅まどんな」のできはどうですか?
Q「紅まどんな」を栽培するにあたっての
熱意は何ですか?
Q門田さんの今後の目標を教えてください!
紅まどんなは皮が薄いので、手で剥くのが少し難しいです。
包丁やフルーツナイフなどでカットして召し上がってください。
できれば届いてすぐ食べてほしいですが、
保存する場合は涼しい場所で冷やしすぎないことがオススメです。