氷感技術って何〜だ!?
当ショップの一部商品は氷感技術熟成させています
▲平成18年4月に新たに設置したJA石見銀山の大型氷感庫
【食材は自らうま味を引き出します】
 食材は生き物です。植物は低温にさらされると、凍るまいと自己防衛の手段として糖分・アミノ酸を増加させます。これが昔から寒造り」「寒のものはうまいと言われる理由です。氷感は電圧(静電気)をコントロールし、様々な食材の旨味の向上と無凍結長期保存を実現しました。
 JA石見銀山では、この技術を利用し、様々な食材に旨味をプラスしました。一味違った氷感商品のご購入は、「銀山のおくりもの」からどうぞ♪

【氷感技術】
 通常、氷点下の冷凍庫の中に水を入れておくと凍ってしまいますよね!?しかし、『氷感冷蔵庫』では凍らないのです!!これは、『氷感冷蔵庫』の中に数千ボルトの電圧(静電気)をかけることにより可能となるんです。
※実験では−12℃でも凍りませんでした。(過冷却現象と言います。)

 この氷点下の『氷感冷蔵庫』の中に水が入ったペットボトルを入れて冷やします。『氷感冷蔵庫』の中では液体のままですが、『氷感冷蔵庫』の外に出して振ってみると、あら不思議!!シャーベット状にみるみるうちに凍ってしまうのです!不思議ですね〜!?
 また、『氷感冷蔵庫』の中に氷を入れれば固体のままです。ですから、氷と水が共存する不思議な空間でもあります。

 通常、冷凍したお肉を解凍すると汁が出ますよね!?しかし『氷感冷蔵庫』は凍結しないので、汁が殆ど出ず旨味を逃がさないんです。

 このように『氷感冷蔵庫』はより良い状態で長期保存が出来るスグレモノなんです!(下の桃の実験を見てください。)

 また、『氷感技術』の二次的な効果で、『旨味を増やす』ことがあげられます。
 特に『お米』の場合、甘味(ショ糖)・粘り弾力性が増え、硬さは減ります。『お米』を美味しく感じる部分が良くなるんですね〜!!(下のグラフを見てください。)
この他にも旨み成分と言われている『アミノ酸』が増えることも確認されています。(下の『氷感豚肉と通常豚肉の比較データ』を見てください。)
【氷感米と通常米の比較データ】
 『1ヶ月氷感保存した米』と『氷感保存していない米』について、「ショ糖(甘味)」「粘り」「弾力性」「硬さ」の比較試験をしたところ、以下のグラフのとおりになりました。
 氷感米のおいしさを数値で表すとこうなります。(依頼分析機関:しまねの味開発指導センター、島根女子短期大学)
【ショ糖(甘味)】
ショ糖量が約18%増加!
確かに氷感米の方が甘味を感じます。
【粘り】
粘りが約60.5%も増加!
米粒が保有する水分量が高くパサパサしないお米です。また、これは店長の感覚ですが、氷感米は冷めてからも美味しいご飯です。これも「粘り」に関係があるのかな…?
【弾力性】
弾力性が約56.5%増加!
氷感米はもっちりとした食感のおいしいお米。店長は初めて食べたときに「これは本当にうるち米?もち米みたい!」と思ったほど。一粒一粒がくっきりと際立ちます。
【硬さ】
硬さが約7.4%減少!
氷感米は粘りが強く弾力性もある…だけど決して硬いご飯ではありません!
【氷感豚肉と通常豚肉の比較データ】
 『氷感熟成させた豚肉』と『氷感熟成していない豚肉』について、旨み成分と言われている「遊離アミノ酸」の比較試験をしたところ、以下のグラフのとおりになりました。
 ((株)フィールテクノロジー提供:早稲田大学による遊離アミノ酸の含有量比較)
【遊離アミノ酸】
旨み成分と言われている『遊離アミノ酸』が増加!
抜粋してグラフにしていますが、この他にも多くの遊離アミノ酸が増加します。
美味しくなるんですね〜!
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【氷感栗と通常栗の比較データ】
 『氷感熟成後の栗』と『氷感熟成前の栗』について、「ショ糖」の比較試験をしたところ、以下のグラフのとおりになりました。
 
【ショ糖】
『ショ糖』が増加!
10個ずつ検査を行い、平均で18%増加しました。
食べ比べても、明らかに甘みが増しています!
^o^
【果物の保存データ】
氷感処理』をすると、美味しさが増すだけではありません。野菜・果物の鮮度保持にも力を発揮します。JA石見銀山では、平成15年から独自に野菜・果物の鮮度保持実験を行ってきました。
桃の鮮度保持実験
 平成16年に行った桃の鮮度保持実験では、右の写真のような鮮度の違いがあらわれました。
 どちらも産地、収穫時期、保存期間(3ヶ月間)は同じ桃です。
 右の冷蔵保存した桃は腐ってしまいましたが、左の氷感保存した桃はまだ水々しく、美味しく食べられます!
▲左が氷感保存した桃、右が冷蔵保存した桃。どちらも同じ時期にとれた桃を同期間保存しました。