【岡山】生産者インタビュー
マスカット・オブ・アレキサンドリア140周年
種があるからマスカット独特の香りがあるということがこのぶどうの特徴です。
栽培導入当時のマスカットから品種改良はせず、系統選抜という形で粒が大きくなる木を選抜して作り続けてきており、今のこの栽培形態になっています。
このぶどうが今年で日本に来て140周年になります。その当時のぶどうはこんなぶどうじゃなかったはずですが、ワイン用品種として日本に入ってきた後、岡山県に来たらなぜか生食で食べられるぶどうということで栽培しており、今年でもう140周年目になっています。
4月に少し曇天が続きましたが、5月になってからは晴天も続きました。例年からいうとちょっと遅れ気味ではありますが、施設栽培で加温したりしており、出来は例年同様で美味しいぶどうができつつあると思います。
私自身の生産歴は20数年です。私で3代目になります。20年栽培していても一生勉強です。作っている限りはずっと勉強でしょう。
生産資材のコストがかかることです。施設で栽培し温度を設定しますが、その設定温度が他のブドウや他の作物の施設と比べると高いので、その分燃料代のコストが一番かかります。
また、食べて美味しいのは当たり前ですが、見た目がいいぶどうを目指しているため、その部分でも手間がかかっています。
このような部分で、他のぶどうの品種よりは一手間かかっているのかな、と思っています。
一番には美味しいぶどうをつくることです。食べて美味しいって言われるぶどう、さらに言うと見た目がいいぶどうとなると、やはりある程度のボリュームが必要です。粒もそうですが、その中で粒揃いが良くて房型も良い、なおかつアレキ(マスカット・オブ・アレキサンドリア)は独特の白い果粉というのが特徴のため、それを剥がさないように、なくならないように手入れをしてあげるというのが一番気にしているところです。
食べて口に入れた時にパリッという食感と共に、パッと広がるアレキ(マスカット・オブ・アレキサンドリア)独特の香りが好きで、このぶどうの味・香りに惚れて栽培しているため、そうなるように努力しています。なおかつ今は生産量が減ってきている中で、生産量を0にしたくない、という気持ちで頑張っています。
このアレキ(マスカット・オブ・アレキサンドリア)をもっとたくさんの人にさらに食べてもらうことです。そのためには、生産量を増やす減らさないではなく、少しでも増やす方向でいきたいと思っています。
種ありって食べにくいと思われるかもしれないですが、種があるからこそのアレキ(マスカット・オブ・アレキサンドリア)の香りと味があるということを知ってもらい、実際に食べてもらってアレキの美味しさを味わってもらえたらと思います。