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JA全農かながわ
春の花スイートピーと神奈川のいろいろ話

今回、当ショップで取り扱っているスイートピーは、県内高座郡寒川町産のものです。
寒川地区は、古くから温室栽培の技術に優れていて、大正時代からメロンやトマトを作っていました。
スイートピーは昭和初期から栽培が始まり、神奈川を代表する産品のひとつになっています。

▲夜の冷え込みに備えて「こも」を温室にかける「こもかけ」と呼ばれる作業が毎日行われた。100坪の温室に2人で1時間半はかかる重労働だったそう
【 スイートピー栽培のむかし話@ 】

みなさんは温室での花栽培に必要不可欠なものをご存知ですか?
その答えは、温室内を暖かく保つための燃料「石油(重油)」です。昔は、石油が手に入らなかったため、石炭を燃やして冬の寒い時期を乗り切っていました。
でも、これがとても大変。石炭ストーブは2時間ほどしか持たないので、生産者は仮眠をとりながら、2時間おきに温室内の温度チェックと石炭の補充という作業を、数カ月にわたって続けたとのこと。寝不足と疲労で、花の収穫時期が終わると風邪をひいてしまう人が続出したそうです。
▲当時の出荷は木箱やカゴが中心。高値で買い取られた花々は、東京の高級ホテルのロビーに飾られたり、上流階級の方のお見舞いの品として使われたそうです
【 スイートピー栽培のむかし話A 】

大正時代から昭和にかけて、本県では、スイートピーをはじめ、バラやカーネーションの栽培が盛んに行われていました。
東京の市場に近いこともあり、輸送技術が発達していない時代に、朝摘みの花を出荷できることで高い評価を受けていたそうです。
しかし、東京の市場へ出荷するのは大変なことでした。まず、生産者は夜明け前から収穫を行い、竹カゴや木箱に花を詰め、自転車やリヤカーを使って最寄の駅まで運びます。と、いっても相当な距離があったことは確かです。
集められた花は、生産者が当番制で運んだり、駅で受け取って電車で届けてくれる専門の職業の人が主に始発電車で運んでいたそうです。
【 スイートピー栽培いまの話@ 】

神奈川県の農業総合研究所では、平成15年にスイートピーの新品種「リップルラベンダー」を誕生させました。
続く平成16年には「リップルピーチ」「リップルショコラ」も誕生。これらのリップルシリーズは、花びらの吹きかけ模様と縁取りがポイントで、花びらのウエーブが大きいのも特長です。
「リップルピーチ」は、今回、JAタウンで販売している「スイートピー 春色いっぱい♪30、50、100本のセット」にも入っています。

「リップルピーチ」。リップルシリーズは、いずれも白地にピンク、濃い赤紫、紫色を吹き付けたような模様が印象的